はじめまして。
国際基督教大学4年の桑山碧実です。
私は、劇団虹のメンバーとして2015年3月と2016年12月にイロイロでの公演に参加しました。
現在、卒業研究の調査でシェアハウスに短期滞在しています。
マニラでの交換留学中にフィリピン教育演劇協会(PETA)の手法に感銘を受け、イロイロの子供たちのエンパワーメントにも演劇手法を取り入れられないだろうかと考え、先週末にESAP参加者とフィリピン人スタッフと共にCalahunanとNamoconで
演劇ワークショップを行いました
ワークショップには両地域ともに
約20名の子供たちが参加してくれました
演劇ワークショップの内容は演技を教えるというものではなく、ゲームや身体表現、工作などのアクティビティを通じて、子供たちが周囲の環境や他者との関わり、自分自身を見つめ直すきっかけになることを目指しました
アイスブレーキングに始まり、半日かけて様々なアクティビティを行って、最後に20分間で即興劇を作りました
与えられたお題(火山)を体で表現する様子(Calahunan)
与えられたお題(海上の船)を体で表現する様子(Namocon)
初めは恥ずかしがっていた年長の子供たちも、お題に合わせて体を動かすうちに、表現することを楽しんでいました。
年齢層の異なるグループの中で、それぞれが自分たちの役割を考え協力する姿が印象的でした。
「私のお気に入り」を描く様子(Calahunan)
発表会の準備風景(Calahunan)
発表会の様子「花」(Namocon)
発表会の様子「あやしい煙」(Namocon)
身体表現だけでなく、周囲にあるものを最大限に活用して表現していました
周囲のもののつながりを考えるアクティビティ(Calahunan)
子供たちの感想には、
「表現することが楽しいことだとわかった」
「目的を達成するために協力することが大事だと思った」
「この場所を、自分たちでより良くできると思った」
「自信を持つということを学んだ」
という言葉が並んでいました。
体の中にあるエネルギーや創造力、
自分には無限の可能性があること、気づいていなかった自身、友達、コミュニティのことに
目を向けるきっかけになっていたらいいなと思います
アクティビティを通して地域のことや子供たちの見ている世界を覗くことができ、
私自身フィリピン人スタッフと共にコミュニティを見つめなおす機会にもなりました
参加した子供たちから、また機会があれば参加したいという好意的な意見をもらえたので、力をつけて、また今後につなげられたらと思います