キャンプシーズンが終わり、メールの不具合を直し、
ずっと待っていた1通のメールがようやく届いた。
味の素さんの助成金に通過した!
昨年10月にスタートした食育プロジェクトに助成頂けることになったのだ
http://www.ajinomoto.co.jp/company/kouken/global/ainkoubo.html
去年の申請で、一次審査に通過したものの、現地視察でまさか、まさかの落選。
現実主義を打ち出しすぎて、給食の「継続性」をアピールできなかったのが理由だった。
100年の歴史を持つ企業から見ると、LOOBはまだまだひよっこ。
今思えば、私たちの考え方と態度は生意気だったかも知れない。
実際、現場を知らない担当者の方針に不満を感じることもあった。
が、あそこで終わってたらきっと私たちは何も学ばなかっただろう。
毎日の食生活にテコ入れできる「給食」をどうしてもやりたかった。
2回目の申請では、その熱意も汲み取ってくれて、妥協でなく自分達も成長できる内容で合格できたと思う。
味の素さんの幹部と話していると、すごく共感できる部分があった。
それは事業が、「人間」に焦点を当てた地道な活動であること。
手段がきめ細かく、考えが上っ面で終わっていない。
なにより客に感謝を持って活動している。
社会貢献といいながら、表面的なCSRしかしていない企業ではない。
助成金の信念(コンセプト)が揺るぎないからこそ、審査もとことん厳しい。
金額で言えばJICAの出している枠よりは全然小額なんだけど。
こうやって地に足のついたプログラムをできる企業ってすごいなと思う。
味の素の一番小さい袋が1ペソ。
これをフィリピン全土のサリサリに流通させ、年間なんと1億ドルの売上を出す。
一部の富裕層がターゲットの商売ではなく、国民1人1人がターゲットの商売。
だからこそ、感謝の念を持ってフィリピン社会への還元を本気でやっている。
助成金を得て、私たちは、単なる私たちの活動を行うのではなく、同社にとってのInstrumentとなる。
そうなると、身を引き締めてやっていかなきゃと思う。
本質を大切にする人々に支えられることをとても嬉しく、誇らしく思います。
応援してくれてたみんなにも、ありがとう。
2010年度の食育プロジェクトでは、給食のオーガニック菜園や各種セミナーを行います。
Lalala、Wash Your Hand~を歌いながら、
子ども達を通じて各家庭(成人)での啓蒙活動も行っていく予定。
食生活は毎日に根付いていることだから、奥が深い!!
この活動を一緒にやってくれるボランティアスタッフも募集中です!