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皆さんこんにちは、はじめまして!
9月17日~30日までLOOBにお世話になっています、ひとみです 大学院修士課程の2年生で、教育開発学を専攻しています。LOOBとの出会いは今年3月のギマラス島ワークキャンプで、イロイロ州に来るのはこれで2回目になります。今回はLOOBのスタッフの皆さんの協力を得て、子どもの労働とQOL(Quality Of Life:生活の質)について調査してきたので、この場を借りてお伝えしたいと思います。 調査は、イロイロ市カラフナン地区と、オトン町タグバック・サー地区でおこないました。カラフナン地区ではwaste pickerとして、オトン町ではfarmerとして働いている子どもたちに焦点を当てました。子どもに対しては、就学状況やQOL、労働状況についてのアンケートを、また働く子どもたちの保護者と働く子どもが通っている小学校の先生にはインタビューをそれぞれ実施しました。 写真はカラフナン地区のごみ山(上)と、オトン町の農村(下)です。ごみ山では幼い子どもたちがあちこちでごみ拾いをしていました。トラックなどが頻繁に行きかうので危険です。農村は今まさに収穫の時期で、農家の方々にとってはとても忙しい時期です 次の写真は、オトン町の小学校で実施したアンケートの様子です。子どもたちは一生懸命アンケートに回答してくれていました! アンケートに答えてくれた子どもたちには、日本から持ってきたキーホルダーをプレゼントみんなすぐに集まり、選ぶのに夢中でした 保護者の方とのインタビューの様子です。英語での質問をスタッフがヒリガイノン語に訳して保護者の方に伝え、ヒリガイノン語の回答をまた英語に直して教えてもらい‥。一人のお母さんにインタビューするだけでも、結構な時間がかかってしまいました。異なる言語で調査することの大変さや難しさを実感しました ここで、まだ完全にまとめきれてはいないのですが、調査結果についても少しお伝えしたいと思います。 子どもの労働のプラスの側面 子どもが働くことについてどんなことがプラスだと思うかという問いに対して、保護者のほとんどが家計に対する貢献を挙げました。家庭の収入や食料に対する貢献はもちろん、なかには大学に通う姉の学費のために労働をしている子どももいました。 また、労働をすることによって責任感が強まったというように、精神的な変化も回答されました。小学校の先生からは、労働児童のプラスの特徴として、独立心がある点、また物事を率先しておこなう点などが指摘されました。 子どもの労働のマイナスの側面 保護者からも先生からも、労働をすることで出席率や成績が下がること、また宿題をきちんと把握していないことなどがマイナスの側面として回答されました。またごみ山ではぜんそくなどの病気にかかること、農村では鎌などでケガをしてしまうことなど、身体に対する影響も回答されました。さらに、労働を始めてから親に言い返すようになったというように、ふるまいや行動についてもマイナスの影響が見られているようです。 なぜ子どもたちは働くのか カラフナン地区では多くの保護者が、本当は子どもには働くのではなく、学校に行ってほしいと感じていました。しかし、そうせざるを得ない家庭環境があったり、また子ども自身が学校に通うより働くことを望んでいるのだそうです。お金を直接家族には渡していないけれど、稼いだお金で自ら食料を買い、家族に渡しているという子どももいました。 一方オトン町の農村では、保護者が子どもに働いてもらいたいと感じているケースもあるようです。実際に田植えの時期と収穫の時期は忙しいので、子どもに学校を休ませるという親もいました。 同じ子どもの労働でも、労働に参入する背景や家族の価値観は、地域や仕事の種類によって異なっていることが伺えました。 学校の取り組み カラフナン地区とオトン町の小学校のどちらも、貧しい子どもたちや働く子どもたちに対する学校へのインセンティブとして、feeding programを実施していました。実際にプログラムで提供されている食事を試食させていただきましたが、おかゆのようなもので食べやすく、健康的な食事でした 今回、LOOBのスタッフ・ボランティアの方々をはじめ、たくさんの方々が調査に協力してくださいました。現地の子どもたちも調査地を案内してくれたり、調査協力者を紹介してくれたりしました。フィリピンの温かな人のつながり・助け合いの精神の中で自分も支えてもらい、単純に調査の結果だけではなく、多くのことを得て学ぶことができた貴重な2週間でした
by loobinc
| 2012-09-29 12:12
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