【11月15日最新情報】
(フィリピン国家災害対策本部 11月15日朝6時発表)
今回の台風30号によるフィリピン全土での被害は死者2,360人、負傷者3,853人、行方不明者77人。被災者約907万人(196万世帯)が被災して、家屋の被害は25万件を超えています。避難所にはいまだ約148万人(31万世帯)が避難生活を送っています。
イロイロ州全体の死者は133人(11月12日時点)で最新情報を確認中。
http://www.ndrrmc.gov.ph/
【パナイ島東北部の被害状況】
11月14日スタッフがパナイ島東北部の被災地を訪問し、ニーズ調査を実施しました。その結果、6,000家屋のうち4,000家屋、また多くの学校施設に被害が出ているコンセプション町を支援地域とすることに決定しました。
同町は人口4万人弱の半農半漁の海沿いの町。町役場の職員や町民からの話しによると、1週間たった今も海から遺体があがってくるので漁民は漁をストップし、またコメも収穫前に台風になぎ倒されて、現金収入がほとんど見込めないそうです。市場では被災を免れた村から入ってくるわずかな野菜と養殖地で採れた魚のみがあるのみ。町長さんは「圧倒的にコメの供給量が足りない」ということを訴えていました。
多くの被災者は保険や貯金というものがなく、畑や海という自然界の恵から得ていた毎日の収入が絶たれた状態にあります。多くの家屋がまだ半倒壊状態で、家屋や施設の修復も待たれています。
【支援内容】
LOOBでは、現地の行政と連携し、以下の支援活動を行う予定です。
(頂いた支援金のうち約5~10%を被災地へ燃料代などの管理費とします。既に10名以上のスタッフ&ボランティアはイロイロ市におりますので人件費や国際線チケットなどの事務管理費に当てることはありません)
1.短期支援(12月~1月末まで)
I. 食糧支援、物資仕分け作業
II.家屋修繕(修復用建材:一世帯当たり2,000ペソ)
III.漁業組合と一緒に船を作る(一台当たり5,000ペソ)
IV.農業関係者への支援(アセスメント中)
2.中期支援(来年3月まで)
I.ワークキャンプを通じた被災地の学校施設の修復(一棟当たり150,000ペソ)
II.必要な物資の配布
短期~中期の支援のため、まだまだ募金を継続しています。
たくさんの方のご協力が必要です。どうぞ宜しくお願いします。
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