NGO LOOBの活動をフィリピン現地スタッフがお届けします!
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スモーキーマウンテンでの活動を応援して下さい(前半)
~貧困のスパイラルを断ち切るために~
教育と給食のスポンサーを募集中です。


私は、2週間前、LOOBの活動地であるイロイロ市のごみ投棄場の中にいました。2007年にごみ山で支援活動を開始してから、少なくても月1回はここに入り、ウェストピッカーの人々の様子や市によるごみ処理システムの変化を見てきました。通算すると100回はここに来たことになります。それでも、目の前の光景に心が痛まないときはないです。いや、痛まないときは人間終わった時ですね。「このままで良いはずはない。自分が動いて、人を動かし、それで救える人生があるなら私は努力を惜しまない。」いつも、そう誓いを立てて、ごみ山を後にします。

ここでの活動から7年目、なぜNGOとしてまだここで活動すべきなのか、ということを初心に戻って書き留めたいと思います。そして一人でも多くの人の心に届き、一人でも多くの子ども達が金銭の不安を抱えることなく教育を受け、親世代からの貧困のスパイラルを断ち切ることができますように!と願いを込めこの記事をお送りします。


【スモーキーマウンテンとの出会い】

私は2001年からイロイロ市に住み、翌年にNGO LOOBを設立して主に地方での村落開発と教育支援を行っていました。2007年春のある日、イロイロ市で唯一のごみ投棄場で住民の3分の1にあたる約1,000がウェストピッカー(スカベンジャーともいう)として生活していることを事実を知りました。

高く積み上げられた山。2007年@イロイロ市カラフナンLOOB撮影
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視察に入ったとき、子ども達と。2008年@イロイロ市カラフナンLOOB撮影
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マニラのごみ山にも何度か行きましたが何もできなかった自分。しかし今回は地元、ということで通り過ぎて終わるのは止めようと決心しました。管理主体であるイロイロ市公共サービス局(GSO)から情報を集めると、ちょうどウェストピッカーの組織化(当時はCSNという名称)が本格化したばかりで後方支援が必要とのこと。これを聞いて、さっそく日本から支援者と資金を集め、ウェストピッカーの女性や若者による裁縫プロジェクトと、その子ども達への教育サポートを始めたのでした。

こうして手探りで「スモーキーマウンテン地域住民支援プロジェクト」がスタート。
最初の頃は、なんと!裁縫プロジェクトも子どもへの英語アクティビティもごみ投棄場の中で行ってました。
(今来ているボランティアには信じられないでしょう?!)
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2009年には大きな進展がありました。住民組織はUCLAという名称で法人となり、LOOBがラーニングセンターを建設・寄贈したのです。
これまで投棄場の片隅で実施していた子ども達の週末の活動でしたが、屋根がある!床がある!竹のセンターに移動できたときはみなで感激しました。
開設式にはイロイロ市の市長さんも来てくれました。
その時の様子はこちら:
http://loobinc.exblog.jp/i16/
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【貧困のスパイラルを断ち切るために】

私たちのここでの活動の目的は一言で言うと、「子どもをごみ山での労働から隔離し、学校に行かせること」にあります。

本来なら教育は子どもの基本的権利であり、フィリピン教育省の予算(2,933億ペソ)は中央省庁16省で最大の予算をゲットしていることからも分かるように、政府は「万人のための教育EFA」の実現を標榜しています。

しかし、皆さん、現実はどうでしょうか?
全ての子ども達が教育を受けるという理想に大きな距離があります。
ごみ山は現地ではBasulahan(ごみ箱、ごみを溜める場所という意味)と呼ばれ、フィリピンでは長らくオープンダンピング、つまり積み上げるだけの投棄方法だったため、大量のハエ、強烈な悪臭、汚水の流出、足元には危険廃棄物、ガス等による火災や発煙、そして炎天下という何重苦?以上の環境です。
そんな中、大人に混じって仕事をこなす子ども達。

親の代から続く貧困のスパイラルを断ち切るためには、今、この子たちが教育を受けることがまず一歩です。

写真2013~2014年@イロイロ市カラフナンLOOB撮影
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【可哀想だからではなく、可能性があるから支援する!】


この7年間の活動の中、私自身が新しく発見したこともあります。それは、「子ども達が貧しいから、恵まれないから、可哀相だから、支援するのではない」ということです。もちろん劣悪な状況で日銭を稼がなくてはいけない状況の5歳か6歳の子どもを見れば誰だって心が痛みます。私も最初はそうでした。可哀想という気持ちを持つことはそれ自体は悪いことではないですが、それを原動力にしてアクションを起こさなければ感情すらやがて消えてしまいます。

そしてさらにNGOのメンバーとして支援活動をさせてもらって学べたのは、同じ気持ちを共有する「同志」と共にアクションを起こすことで、一人の力が何倍にもなる、という事実です。一人だったら一過性の支援で終わっていたでしょう。でもたくさんのユースボランティアが日本からフィリピンから集まってくれ、子ども一人一人の可能性を引き出すために、たくさんの工夫を凝らして活動しています。

カラフナンの子ども達は決して貧しい可哀想な子ども達ではなく、貧しくとも大きな可能性を持っている子ども達でした。
そして、LOOBは彼らの可能性を広げることができる構造や機能を持つNGOに成長しました。
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【教育と給食を応援して下さい】

活動当初は、裁縫の生計プロジェクトに対する月額支援額(購入額)が1万ペソ、教育支援する子どもは年間10人でしたが、多くの方のサポートで2013年には裁縫への支援額が月平均4万ペソ、子ども達の数も年間50人に拡大することができました。これにより、裁縫に従事するお母さん達8名と、子ども達51人は確実にごみ山から距離を置き、前よりも衛生的な生活を送ることができています。

(51名の子どものうち週末はごみ山に入ってお小遣いを稼ぐケースも少ないですが、そういう場合にも子どもがドロップアウトしないよう、教育を断念しないよう、スタッフから声をかけていきます。)

しかし残念なことに、LOOBの活動や支援額が増えても、ごみ山で働く子ども達の数が減るわけではありませんでした。これは慢性的なフィリピンの雇用不足が背景にあり、農村や漁村で食べていけなくなった地方の人々がごみ山に流入しているからです。
UCLAのメンバーも当初の200人から300人に増えています。

50人の会員が集まれば、50人の子ども達が学校に行けます。

あなたが教育サポート会員(年会費12,000円)になってくれたなら、10,000円は子どもに対する実際的な金銭の支給となり、残り1,000円は週末のKids Englishや年1回のKids Campの活動費に、残りの1,000円が運営費となります。

30名の会員が集まれば、1年間の栄養食活動と学童の活動ができます。

また学校に行けたとしても、お昼を食べれない子ども達は空腹で授業に集中できず、これも50%という高いドロップアウト率の一因になっています。そこでLOOBでは栄養給食活動にも力を入れてます。

あなたがスモーキーマウンテン会員(10,000円)になってくれたなら、7,000円はカラフナンごみ投棄場に一番近いFJK公立小学校での給食活動に、残り2,000円を夕方のUCLAラーニングセンターの維持費と学童サービスに、残り1,000円が運営費となります。

私たちは、カラフナン地域の学校に通いたいと願う子ども達が全員、高校を修了するときまで活動を続けたいと考えています。

あなたも、ぜひ子ども達の「夢と未来」を育てるプロジェクトに参加してみませんか?
個人・グループでの参加をお待ちしております。

詳しくは下記ページから、もしくは直接メール(info★loobinc.com ★を@に換えて)下さい

http://www.loobinc.com/edu01.html

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by loobinc | 2014-06-04 05:51 | スモーキーマウンテン
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