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こんばんは。
最近ブログの更新が遅れがちですが(><)、今年最後の投稿は、「絶対貧困」と「子ども達の退学状況」について書きたいと思います! 「フィリピンの絶対的貧困ライン」 最近のフィリピンの不動産開発ぶりはすごいものがありまして。 中国に次いで、アジア2番目のGDP成長率を誇っているだけあって、私たちが住むイロイロ市も例外ではく、APECに伴って、ここ一年のうちに2車線道路が4車線に拡張され、高級ホテルや高層ビルの建設が一気に進みました。 (SMシティの目の前にあるINAJAPタワーから、市川氏撮影) しかし、この都市開発工事によって、多くの不法居住世帯が生計手段を確保されることなく、ハロ地区最果ての再定住区に追われました。 フィリピンの最低限必要な生活費(貧困線)はいくらかご存知でしょうか? 1世帯(5人家族)の絶対的貧困ラインは、09年には月7,107ペソだったのですが、2015年には8,778ペソと上がったようです。この絶対的貧困ラインを下回る国民は、国民の25%に上ると言われています。 私たちの活動するごみ山のコミュニティ、カラフナン村では、この貧困線よりはるか下で、世帯収入が3,000~5,000ペソという人々が多く住みます。それでもごみ山では日銭が稼げるという理由で、立ち退きにあった市内生活者や、もっと仕事がない地方からどんどんと人が入ってきているそうです。 (2015年10月のごみ山の状況、市川氏撮影) 「ごみ山の子ども達の退学状況」 LOOBでは2015年度に、カラフナンの73名(世帯)の子ども達を支援しています。 41名分は、1対1の教育サポート会員様からの支援で、残り32名分はカレンダー募金などの収益で補填しています。 現在は、どれくらいの子ども達がいて(分母)、どれくらいの子ども達が学校に行けてないのか?イギリスの大学(UEA)で開発経済を学び、LOOBには3度目の里帰りとなるMasa君が調査を実施してくれました。 実は、LOOBでごみ山エリアの教育調査を実施するのは、なんと2008年7年ぶり! 2008年時のスモーキーマウンテン教育調査 今回は、この地域の若者をインタビューアとして来てもらい調査しました。 ◎調査目的: ウェストピッカーズの子ども達のドロップアウト率を調べる ◎調査期間: 2015年7月~8月 ◎調査地域: イロイロ市バランガイ・カラフナン (バランガイプロファイルによる世帯数849世帯、4,402人) (ごみ山周りの世帯数は、160世帯) ◎調査担当: Masa、Dinah、Joanna、Mark、Jobbie ◎回答世帯数: 104世帯 ●うちLOOBが支援する51世帯 (子ども総数242人) 学校を休学したことがある子どもの数は、69人 69人のうち、現在も学校に戻っていない子どもの数は、49人 ●LOOBが支援してない53世帯 (子ども総数206人) 学校を休学したことがある子どもの数は、32人 32人のうち、現在も学校に戻っていない子ども達の数は、19人 (合計) ●網羅したのは104世帯 (子ども総数448人) 448人のうち、学校を休学したことがある子どもの数は、105人 (23%) 105人のうち、現在も学校に戻っていない子ども達の数は、69人 (66%) ・ごみ山周りの160世帯中、104世帯に対して聞き取り調査を行った。 ・全体の448人の子どものうち、105人(23.4%)の子どもが、経済的な理由から一度は学校に休学していたことが明らかになった。 ・105人のうち、69人(66%)の子どもたちは現在も復学できてない。 ・一度ストップしてしまった子どもたちの内、36人(34.2%)の子どもしか学校に戻れていない。 2008年時に調査した際、230人の子どものうち、学校を休学したことがある子どもは106人(全体の56%)でした。106人のうち60人(57%)が学校に復学できていませんでしたので、7年前と比較すると、現在は、子ども達の就学状況は若干改善していることが分かりました。 ただ、いつも腕白で明るいLOOBキッズも、家に帰れば、お兄ちゃんは小学高学年で中退し、ごみ拾い専業という過酷な現実があるのだな、と思いました。男の子のほうが働き手として数えられることが多いのです。 LOOBでは、カレンダー募金で少しも多くの子ども達が安心して学校に行けるようにしております。 カレンダー募金は、1部1,000円で、カレンダー2冊がお手元に届きます!!! 子どもの未来を広げる教育サポート基金となりますので、ぜひ、協力いただければ嬉しいです。 カレンダー募金の詳細はこちら (調査についてきた元気な子ども達) (調査に協力してくれたのは、Masa君以外、全員このカラフナン村出身者の若者。 一週間毎日、炎天下の中で、紙とレコーダーを持って回りました。こうやって自分の地域の情報を入手し、課題を発見していくのも彼らにとって貴重な経験となったはず。これがLOOB流のYouth Development) (スラムの生活でもフィリピン人は清潔好きで、洗濯物がきれいに干してある) (しかし、ごみ山の汚水が流れこむ小川では、子ども達が夕食用の魚を釣っている)
by loobinc
| 2016-01-03 01:12
| 教育サポート
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