~演劇を見る機会のない子ども達に演劇を届ける!~
こんにちは!幸恵です。
本日までICUの虹さんがイロイロで公演を行っていました。
11名の役者さんとスタッフは、今回の劇をすべて現地語のヒリガイノン語にして取り組んでくれました。
半年以上、慣れない発音で練習してくれていると考えただけで、私は、涙、涙でした。
この劇団の「演劇を見る機会のない子ども達に演劇を届ける!」という目的のとおり、いろいろな事情をかかえた子ども達が、虹さんの演技によって顔がほころび、笑いが起こり、虹の世界に吸い込まれていくのを見て、心がいっぱいになりました。

虹さんは私が心から尊敬する学生団体です。
全国のボランティア団体を称する学生に、本当に見て欲しい。
伝えるとは?届けるとは?人を動かすとは?支援するとは?毎回考えさせられるのです。
そう、私は何を隠そう、大の虹ファンなのでした。
3回目となる今年の公演では、公立学校、児童養護施設、老人施設、ガールズホーム、青少年拘置所、身体障がい者の支援機関など全部で6公演をこなし、総勢500名以上が見に来てくれました。
実は!今回のリーダー、むぎちゃんは、虹さんの第1回目のイロイロ公演があった2014年2月、たまたまLOOBの英語研修&ソーシャルアクションに参加していました。

札幌の高校生だった彼女は、その時、虹の公演を見て、大学はICUに入ろう、サークルは虹に入ろうと決めたそうです。
素敵な大学生になって戻って来てくれて、私は本当に嬉しくて嬉しくて、涙腺がまたほろほろ。
去年の8月から彼女が中心となり、現地語への準備、お稽古をして今日に至りました。
この公演が始まる前、虹のメンバーから質問を受けました。
「なぜLOOBは青年のエンパワーメントが大切だと思うのですか?」
私はすかさず、虹さんの例をあげました。
高校生だった子が虹の公演を見て感動し、将来の道しるべを与えられるように。私たちが行っている活動は、人の人生を左右する強い力を持っています。皆さんの活躍で、現地の子ども達がどれほど世界を広げられるか、人生を引っ張っていくことができるか。これが一番やりたいことであり、やりがいのあることです。
観客の中に、10代で犯罪をおかしてしまった子ども達がいました。打ち合わせのときに訪れた彼らの背景にはドヨーンとした黒い背景が見え、無言でも抱えている重さを感じたほどですが、今日は初めて見る演劇に目をキラキラさせ、純真な子どもの心に戻って楽しんでくれたようです。本当に虹さんの力はすごいなー!
本当にありがとう!お疲れ様でした!
これからも人生を動かしていくボランティア活動を後押しできるよう私もがんばりますね!