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NGO LOOBの活動をフィリピン現地スタッフがお届けします!
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【現地インタビュー】男女で違う!?~フィリピン人の働き方~

みなさん、こんばんは!LOOB JAPAN国内インターン生のふうな、ひなこ、えみかです😆

後期インターン生、初めてのインタビュー!
今回は、後期チーム初なので、3人からお届けします♪

今回のテーマは“働き方”!
日本では“ワークライフバランス”など、働き方に関する言葉が聞かれるようになりました。
フィリピンではどんなふうに働くのか気になりませんか?
NGOLOOBの現地ユースにフィリピン人の働き方についてお話を聞きました。

▼Mariaさん
・23歳。大学を卒業し、現在は働いている。
・趣味:小説を読むこと、友達と遊ぶこと。

画像1を拡大表示

▼Arlynさん
・22歳。人文・社会科学と歴史を学んでいる大学生。
・家族構成:4人家族。父、母、妹。妹は既に働いている。
・趣味:シリアスなビデオ、アニメを観ること、ワンピースのような漫          画を読むこと。

スクリーンショット (199)を拡大表示

以下、インタビューした内容を日本語に訳して記載しております。)
==================================================
― LOOBを知ったのはいつですか?
Mariaさん:LOOBを知ったのは2017年です。しかし、その時LOOBの名前は知りませんでした。私が知っていたのは、イロイロ市にある日系のNGOであるということだけです。

Arlynさん:LOOBを知ったのは去年でした。LOOBのプログラムでファシリテーターをやっていたフィリピン人の友達に誘われたことがきっかけです。去年の9月頃に現地のインターンを始めましたよ!

ー今回のテーマは「働き方」です。フィリピンでは1日何時間くらい働きますか?
Mariaさん:フィリピンでは8時間です。
Arlynさん:同じですね。

ー仕事が始まる時間、終わる時間は何時ですか?
Mariaさん:私は午前8時に始まって、午後5時に終わります。お昼の12時から1時間はランチタイムです。

ーArlynさんも同じですか?
Arlynさん:私はリモートワークをしているので、午前9時に仕事が始まり、午後5時に仕事が終わります。

ー働き者のイメージは女性と男性どちらですか?その答えにした理由はなぜですか?
Mariaさん:私の考える働き者のイメージは男性、女性の両方です。なぜなら、働き者というのは、その人次第だからです。仕事への興味や、態度によって変わると思いますね。


ーMariaさんは働き者のイメージは男性、女性両方であると言いましたが、強いて選ぶならどちらですか?私はあなたの答えに理解しますし、男女であることに同意しますが、どちらのバランスが重いですか?

Mariaさん:男性、女性の両方が専門性を持っているし、感情を持っているので選ぶのは難しいです。全体的にみて強いて言うならば、女性です。というのも、男性より女性は外で働いているし、尚且つ家族の世話もしているからです。


Arlynさん:Mariaさんと答えは同じですが、私は女性の方が男性より働き者である場合が多いと思います。男性は仕事以外のことで苦しむことが少ないように感じます。なぜなら、フィリピンはサポートする文化がある国です。母親も家計を助けるためにフルタイムで働く場合が多いです。
しかも母親は働いてお金を稼ぐばかりではなく、家事もあります。なので、女性の方が家の中でも外でも働いており、時間的にも男性より厳しく感じます。
外で働くより家の中で働くほうがずっとつらい仕事が多いですよね。仕事をした上で家事をするのは男性よりずっと大変だと思います。

ー同感です。男性の方が働き者であると思われる傾向として、ステレオタイプが大きいと思います。2人の言っている通りですね。

ーフィリピンでは残業はありますか?
Mariaさん:あります。実は、最近残業をしています(笑)

ーMariaさんは何時間残業をしていますか?
Mariaさん:仕事の内容次第です。私のたいていの残業はフィールドワークだからです。島での仕事か、山での仕事か、都市での仕事かによって残業する時間は変わります。

Arlynさん:私の仕事では残業はありません。ただ、今(オンラインインタビューを受けている)のように、夜でも家で仕事をします。企業の中には残業をしたら賃金を上げるということもあるそうです。
しかし、私はどのくらいの人が実際に賃金を上げてもらっているかは知りません。また工場で働いている人の多くは残業をしていますが、彼らは低賃金の場合が多いそうです。

ーフィリピンは時間通りに家に帰っているイメージだったので驚きました(笑)日本でも似たような感じです。

ーフィリピンでも休日出勤はありますか?
Mariaさん:はい、最近は休日でも仕事をしています。(休日も働くのは)問題ないです。仕事は楽しく、ストレスではないので(笑)

Arlynさん:はい、あります。私には休日がないように思います(笑)なぜかは分かりませんが、先週の土曜日にも働きました。もちろん、お給料は出ますよ。
私の妹の働いているコールセンターでは、休日に働くかどうか自分達で決めることが出来るそうです。ただ、コールセンターの仕事では、休日のお給料が平日より高いそう。なので、コ休日に働きたいと思う人が多いらしいですよ。

ー(土日は)何時間、働いていますか?
Mariaさん:(笑)不規則なので、仕事内容によりますが、ゴミ拾いの場合は朝の5時からお昼の12時です。もし、山に行くならば、午後2時から次の日になることもあります。

ーいつもどのくらい働いていますか?

Mariaさん:半日か一日働いています。

Arlynさん:私は週6日働いていて、月曜から土曜まで働いています。日曜日だけお休みですね。

―私は自宅で仕事をする日がありますが、フィリピンでもリモートワークはありますか?

Mariaさん:聞くところによると、3日間はリモートワークで、残りの2日か3日は会社に行って仕事をするという会社もあるようです。
様々だと思いますが、そうですね、コロナのせいか、そのような企業は増えています。
私はまだ大学生なので、十分な答えができないですが…笑

Arlynさん:コロナのせいで、一部の職場では似たようなことが起こっていると思います。

ー日本は残業が多いことで有名ですから、オンラインでのリモートワークがそれを改善したのか、悪化させたのかはわかりませんが…。
まあいいでしょう、次の質問に行きます。

ー女性の視点から見て、あなたの職場環境は働きやすいですか?

Mariaさん:そうですね。フィリピンでは、残業のようなちょっとした問題があります。帰りが遅くなると女性にとっては危険ですよね。
私自身は外で仕事をしておらず、現場作業に行くのは快適なので、意識したことはありませんでした。

Arlynさん:私の場合、自宅で仕事をしているので問題ないです。働いている他の女性から話を聞くと、実際にオフィスに行く女性にとって残業は危険であるということに、私も同意します。
特に夜は危険ですし、職場でのハラスメントもあります。フィリピンの女性はいまだに職場での差別を経験していますね。
ですから、ほとんどのフィリピン人女性にとって、オフィスでの仕事は安全とは言えないかもしれません(苦笑)。

ーそれでは次の質問に移ります。
男性と女性では仕事量に違いがありますか?

Mariaさん:職場では性別によって仕事量が決まるのではなく、資格や能力によって決まります。しかし残念ながら、男性の方が女性より仕事量が多いのは事実です。

Arlynさん:私たちのやり方では、仕事量は平等だと思いますが、視覚的なもので決まるので、少し重荷であったりします。
これはきっと、男性の職場の中にいる黒人の家事手伝いの方も含まれるように感じます。また工場の仕事では、女性と男性が同じ仕事量をこなしているケースもありますよね。この場合は同じ身体レベルを使いますね。

ー聞いていると、この質問については、どのような仕事かや能力によっても違いがあるのだと感じました。

ー次の質問に行きますね。
数学の先生は男性と女性のどちらのイメージがありますか?

Mariaさん:どちらのイメージもあります。私が幼い頃に学校に通い始めた時から、数学の先生は男性も女性もいたからです。

ー私も同じです。

Arlynさん:私の経験に基づくと二人とは少し違います。男性は何らかの理由で、のオタクのような知的で達成感を持つ人が多いように感じます。私の経験の中では、数学の先生は男性が多かったです。
もちろん女性の先生もいましたが、ほとんどが男性だったと思います。

ーなるほど…。ありがとうございます。
日本では、“女性は優しく、男性はたくましい”というイメージがあります。が、フィリピンでは、男性と女性を象徴するようなイメージはありますか?

Mariaさん:女性側は日本と似ていて、“優しくて柔らかい”という感じだけど、最近ではあまり見られなくなったと思います。
そして、フィリピンの男性は“紳士的”なイメージを持っています。例えば、女の子が先に入れるようにドアを開けるとか、女の子を先に座らせるとか、そういうイメージです。

ーなるほど~。フィリピン人男性は優しい方が多いのでしょうね。

Arlynさん:私は、フィリピン女性が“思いやりがあって優しい”と見られているということに同感です。フィリピンの国民性にも関係しているとであると思いますよ。
1冊の本をご紹介しましょう。フィリピンの国民的英雄ホセ・リサールの『Noli Me Tangere(ノリ・メ・タンレ)」です。
この本の登場人物の一人に「マリア・クララ」という女性がいます。マリア・クララは、優しくて美しい女性として描かれています。彼女が住む地域の女性たちは、彼女のように振る舞うことを求められ、真の成長は“優しいことである”と小説の中で説かれています。

この本を読めば、フィリピン人女性が「マリア・クララ」のようになることが期待されていることがわかります。
でも今日のフィリピン人女性はすでに挑戦しています。フィリピン人女性たちはが“マリア・クララであるべきだ”というイメージに対して女性には自分で選択する能力があることを日々の仕事や家事を通して訴えているからです。

また、男性のイメージは“家族の稼ぎ手”です。
家族のために働き、お金を稼いでいる人は、努力しなければお金にならないので、優しくない(家族を思いやれない)場合が多いです。

また経営者が男性の場合、ゲイとして芸術活動をしていることがあります。
このように、現在のフィリピン社会では、男性と女性の間に固定観念があってはならないということが問われていると感じます。
女性には男性的であることを選ぶ権利があり、男性には女性を守りたいと思うかどうかを選ぶ権利があり、それは実際のところ問題ではありません。
つまり、そういうことです。

ーArlynさん、ありがとうございました。
二人の回答を聞いていて、男性と女性を象徴するようなイメージが強くあるように感じました。何世代にもわたってそのようなイメージを壊していると思いますが、まだそのようなイメージを持っている人もいますよね?

Mariaさん:特に年長者ですよね、若い世代がそれを打破しようとしています…。私自身も4歳くらいまでそれらのイメージを信じていたと思います。
私の名前がマリアであることから、親もそのイメージを持っていたことがわかるかと思います。

―最後の質問です。二人の将来の夢は何ですか?

Maria さん:私の希望は、「安定・快適・幸せな生活を送ること」です。単純に聞こえるかもしれないかもしれないけれど…。
職場、・給与や家族の安定だったり、締め切りや請求に追われて働かなくてよい快適さだったり、家族、・友達・、あなたがやっていることの幸せという意味です。

Arlynさん:大きな夢のようなものだけれど、私は女性の権利や、貧困、子供たちの権利などの支援活動でたくさんやりたいことがあります。

私の夢は、「皆が平等に権利を持つこと。教育を受ける権利、働く権利も平等に持つこと」です。
特に女性の権利向上が私のテーマです。ジェンダー平等はすでに前進していると主張されていますよね。LGBTQコミュニティはステレオタイプがなく世界は女性にとって安全な場所で、家父長制が全くないと主張している人もいます。
でも私はこれは大きな勘違い違いだと思うんです。
私は“私自身が見たもの・これからの活動を通して見ること”を信じたいと思います。

==================================

日本とフィリピンの働き方やジェンダーの価値観は似ている気がしました。
普段聞くことが出来ない男女間の働き方の違いを知ることが出来て勉強になりました♪

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最後まで読んでいただきありがとうございました♪
次回もお楽しみに♡

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by loobinc | 2022-01-14 22:56 | LOOB JAPAN
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