今日はフィリピン人の国民性について経験談を元に書きたいと思います。
とにかくフィリピン人は時間にルーズ。
イミグレーションの管理官でさえ1時間の遅刻。
人を待たせることにも人を待つことにも寛大。
ゆったり時間が流れてて、みんなセカセカしてなくて、いいなぁって思うこともあるけどさ…
昨日はカラフナンでマスフィーディングでした。
前日のミーティングで1時半には家を出て2時からアクティビティをするってことになりました。
私はそれまでに料理の買い出しに行って、かぼちゃクッキーをダイナと一緒に作る。
そんで12時にはみんな集まってチャンプラード(チョコレートのお粥)を作る。
私はチャンプラードの作り方がわからないから、とりあえずできることだけやって待ってました。
12時過ぎても誰もこないね。
まぁそれは今までの経験でわかってたさ。
1時過ぎたころそろそろ準備しないと間に合わないんじゃないかなぁとそわそわし始め、その後みんな到着。
もちろんみんな焦ったりしない。
「フィリピンタイム~」って。
チャンプラード作り出したはいいけど、女子高生じゃないんだからさぁ、手を動かしながらしゃべってよ・・・
2時過ぎてもまったく完成する気配なし。
こっちの生活にも慣れて、もちろんフィリピンタイムにも慣れてるつもりだけど、「日本ではこんなことありえない」とか考えてる自分がいて、イライラしてることに気付く。
「時間ないよ、急がなきゃだよ」
って何度も言ったけど真剣に受け止める人はいません。
3時近くなってイライラが増してきたところで、クリスチャンがギターを弾き始めた。
そしたらみんな歌い出した。
しかも本気。
みんなのりのり。
大合唱。
めっちゃ笑ってる。
なんかそんなみんなを見てたら不覚にも涙が出そうになった。
だって、焦ってる自分がすごくバカらしくなったし、いい意味で気が抜けた感じがしたから。
みんな楽しんでるんだからそれでいっかぁって。
郷に入りては郷に従え。
ここは日本じゃないんだぜぇ。
私はフィリピン人のそういう寛大で楽観的なところが好きだったんじゃん!
とにかく今回の一件で、フィリピン人の時間にルーズなところは私が思っているほど甘くないということがわかりました。
日本人の感覚で「ルーズ」といっては申し訳ないくらい、筋金入りの「ルーズ」なのです。